こんにちは。フリーランスWebエンジニアの村上です。
業務委託先で工数見積りをやる事になりそうなので、あらためて「見積り」について勉強する事にしました。
今回は家で積まれていた「ソフトウェア見積り」という本を読んで、各章の重要なところをまとめます。
私なりのまとめなので、気になったら本を買って自分で読んでみるべきです。
では本題。1章からまとめていきます。
(次の章のまとめはこちら)
1部「見積りの考え方」
1章「見積りとは」
「見積り」、「ターゲット」、「コミットメント」を区別する
「見積り」は期間やコストの予測。
「ターゲット」はビジネス上の目標。(3月の展示会に発表できるものを作る。など)
「コミットメント」は期日までに納品するという約束。
これらは別々のものだが、「見積り」に影響を与えるのでそれぞれをコントロールできる事が大事。
「見積り」が関係するもの
見積り正確だと、以下の活動で良い結果が得られる。
- 詳細なスケジュールの作成
- クリティカルパスの特定
- WBSの作成
- 機能の優先順位付け
- プロジェクトの反復プロセスへの分解
21章でさらに詳しく説明している。
見積りに幅をもたせよう
「2週間で100%完了する」という見積りは現実的ではない。
「10日~20日で完了する」というように幅をもたせよう。
さらに「良くて10日、最悪でも20日で完了する」と言えると有益な情報になる。
プロジェクトの前提は変わるもの
見積りを5%以内の誤差におさめようと努力しても、プロジェクトの前提は変わるもの。
仕様変更、メンバーの退職、スケジュールの変更など。
変わる可能性が高いものに対して、初期の見積りを正確にしてもあまり役に立たない。
プロジェクト担当者が仕様や人数の調整を行える状況で、必要な情報を提供するのが「見積り」の役目と言える。
その他の情報源
「ソフトウェア見積り」の中で以下の本が紹介されています。
1章「見積りとは」のまとめはここまで。
次の章のまとめはこちら。
見積りが上手くなりたい方は読んでみてください。
ちなみにこの本を書いたのはスティーブ・マコネルという人ですが、この人の書いた「コードコンプリート」もかなり好きな本で、おすすめです。
ページ数は多いですが、分かりやすく書かれていて面白い本です。
コメント/ピンバック
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