PowerShellでVimを使う方法を説明します。
そう、使えるんです。PowerShellで。Vimが。
この記事の内容
Vim(Windows版)をダウンロード
Vimのサイトに行って「PC:MS-DOS and MS-Windows」版をダウンロードします。

上図の「PC:MS-DOS and MS-Windows」 を選んだら…

ジャンプした先で「gvim82.exe」をクリックしてファイルをダウンロードします。
「82」という数字はバージョンが上がると増えていきます。
Vim実行ファイルをインストール
ダウンロードしたファイル(gvim82.exe)をダブルクリックしてインストールを実行します。

言語を選んで…

次へ

ライセンスに同意し…

コンポーネントはデフォルトのままで次へ。

設定もデフォルトのままで次へ。

インストール先もデフォルトの「C:\Program Files (x86)\Vim」のままで問題ないので変更せずにインストールを実行。

少し待ちます。

完了です。
インストールしたVimを起動して使えるようなりました。
PowerShellの実行ポリシーを設定する
ダウンロードしたファイルをPowerShellから実行できるように、事前に実行ポリシーというものを設定する必要があります。
PowerShellの実行ポリシーでリモートスクリプトの実行を許可していない場合は、PowerShellを管理者モードで起動して以下のコマンドを実行します。
> set-executionpolicy Bypass
実行ポリシーの変更
実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、about_Execution_Policies
のヘルプ トピック (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170)
で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか?
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "N"):
↑
yを入力してEnterを押す
実行ポリシーについてはこちら。
PowerShellのプロファイルにVimを設定する
インストールしたvim.exeを「vi」というコマンドで起動できるように、PowerSHellのエイリアスの設定をします。
PowerShellのプロファイルの場所を以下のコマンドで確認します。
> $profile
C:\Users\ユーザー名\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
上記のコマンドのパスにあるMicrosoft.PowerShell_profile.ps1を編集します。
ファイルが存在していなかったら作って以下の行を追加します。
vim.exeのパスはvimをインストールしたフォルダーなので適宜読み変えてください。
set-alias vi 'C:\Program Files (x86)\Vim\vim82\vim.exe'
ここに書いたコマンドがPowerShell起動時に読み込まれて、viコマンドでvim.exeが起動できるようになります。
PowerShellでviの動作確認をする
ここまでの設定ができたら、PowerShellの新しいウィンドウを開いて「vi」コマンドを実行します。
> vi test.txt
LinuxやMacと同じようにviエディタの画面に切り替われば成功です。

これでWindows10のPowerShell上でviエディタが使えるようになりました。
PowerShellでテキストデータの編集がはかどります。
以上です。
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